使い捨てだしパックやめました
もう何年も前に買った使い捨てのだしパックがずっと残っていましたが、
やっと使い切りました。
当初はお茶を煮出したり、鰹でだしをとる時に使うつもりで買いましたが
使い捨てるライフスタイルから、ゴミを減らし無駄を減らすライフスタイルに
切り替えていく中で、不織布のだしパックの出番はすっかりなくなってしまったのです。
不織布ってよく耳にするけれど、深く考えたことがありませんでした。
調べてみると、原材料ってポリプロピレン(PP)だったりするのですよね。
やっぱり、ね。
よくよく考えたら、熱湯でぐつぐつ沸かしてる間に溶けだしてくるわよね。
プラスチックの原材料=石油。身体に入れて良いはずがない。
そしてだしパックやお茶パックは消耗品として世の中に浸透していますが、
そもそも本当に消耗品でしょうか?
これは企業側が多く継続して消費者に買ってもらう為に、消耗品としてカテゴライズし、消費者側も便利さや安さ重視で買うから成り立っていると思います。
1回で使い捨てられるから衛生的&片付けが楽!
手軽にだしがとれて(お茶を煮出せて)便利&時短!
お手頃価格で経済的!
メリットばかりが注目されますが、物事には必ず二面性があります。
メリットがあれば必ずデメリットもある。
使い切りで衛生的 → そのゴミはどこへ行く?作る為の資源はどこから来る?
便利&時短 → 便利&時短と引き換えに失うものは何?
お手頃価格で経済的 → 塵も積もれば山となる。
最近何でもかんでも使い捨て商品が沢山あります。
マスク、キッチンペーパー、おしぼり、割りばし、カトラリーセット、紙皿、ストロー、グラス、カイロ…。
全て、洗って繰り返し使えるものばかりだと思いませんか?
化学薬品まみれの割り箸を使い捨てる代わりに、バッグに一膳お箸を入れておいて、
帰宅後他の食器と一緒に洗えば良いだけの話。
キッチンペーパーでこぼれたジュースを拭く代わりに、手拭いでもふきんでも使って洗濯すれば良いだけの事。
今まで人類が当たり前にやってきた事を、いつから私達は面倒だと思うようになってしまったのでしょう。
そのひと手間が出来ない位、時間が無い、時間に追われた生活に疑問を抱くことは無いのでしょうか?
話が広がり過ぎましたが、
私はそういうわけで、洗って繰り返し使えるスパイスバッグを愛用しています。
小さな小さな巾着上のスパイスバッグ、4枚入りで約3ドルでした。
丈夫なので、4枚をローテンションで使えば1年以上は余裕で使えると思います。
100均の50枚入りの使い捨てパックを1日2枚使用したとして、年間730枚で約1600円。
鰹だしをとったり、ティーバッグにするだけでなく、スパイスを入れたりスープストックを作る時に使用したり、色々と使えます。
使った後は裏返して洗うと、小さな鰹節もきれいに取れ、すぐに乾き匂いも残りません。
洗う手間(手間という手間でもない)を考えても、使う価値は十分あると思います。
そして今回はスパイスバッグを購入しましたが、薄手のさらしや手拭いがあれば自作も可能なので、針仕事が好きな人は自作するのも有りだと思います。
私も次は自分で作ろうと思っています。