living sparkly naturally 地球と身体にやさしい生活

ワシントン州からフロリダ州に引っ越し。身体にやさしい食生活、ゆるゼロウェイスト、そして二児の母としての毎日を綴ります。2021年6月からフルタイムRV生活をしています。!

停電しても大丈夫!我が家のアンティークシンガー足踏みミシン

私は料理も針仕事も得意という訳ではないのですが、手先を使って何かを作るという作業は大好きです。

子供の頃から曾祖母や祖母、母が編み物をしたり縫物やパッチワークをしている姿を見ていたので、端切れをもらって見様見真似でチクチク縫ってみたり、ミシンを使って遊んだりする機会には恵まれていたのかな、と思います。

ドイツで就職してドイツに暮らしていた時、ミシンを買おうかと迷った事があったけれど、いつまでドイツで暮らすか分からないし、壊れた時のアフターケアがあまり良くないと聞き、安い買い物ではないし…と手を出せずにいました。

結婚してアメリカに来てすぐ、アンティーク足踏みミシンの存在を知って、そこから我が家に迎え入れたいとあちこち探しまわりました。優雅なデザイン、電気を使わず足踏みで縫える、プラスチック製ではなく鉄製なので、メンテナンスさえしっかりすれば、まず壊れる事もなく、厚い生地でもすいすい縫える…。

これ絶対欲しい!と、夫を巻き込んで必死で探しました。

日本は世界大戦でアンティーク品はほとんど残っていない、残っていてもかなり高価で手が出せない事が多いと思います。それに比べ、アメリカでは本土戦を経験していないので(南北戦争、つまりは東海岸中心に内戦の経験はありますが。)、状態の良いアンティーク品が数多く残っている印象を受けます。値段も、個人売買だとピンキリです。業者を通してしまうと、価格は一気に上がってしまいます。

本体のデカールが剥げていたり、本体がさび付いて使えない、テーブルが壊れている等、実用性のないアンティークミシンが$500(約55000円)以上もして、なかなか良い物に出会えなかったのですが、探し始めてちょうど1年後の2年前に$100で売りに出されていたこの子を見つけました。

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 95年前にアメリカのエリザベス工場で作られたシンガー社の足踏みミシン。

3代のオーナーを経て、私のところにやって来ました。このデカールはRed Eyeと呼ばれていてアメリカとドイツで生産されていたそう。

1つ前のオーナーが服飾学校の生徒で専門業者にメンテナンスに出したばかりで、かなり綺麗で故障も一切なし、今すぐに縫える!という素晴らしい状態で譲って頂きました。今のコンピューターミシンと違って、返し縫い機能もなければ飾り縫いも出来ませんが、別売りのジグザグ縫いアタッチメントやボタンホールアタッチメントなどを取り付ければ直線縫い以外にも色々できるようです。いずれもアンティーク品なので、いつか良いご縁があれば我が家にお迎え出来たら良いなと思います。

アンティークミシンは100年以上前のものもゴロゴロあって、95年ものはアンティーク界ではまだまだ赤ちゃんです。この先もし日本に帰る事になったとしても、手放さずにずっと大事にしたいです。