焼かない!ココナッツバナナクッキーを作る〈ビーガンおやつ〉
暖かくなり、ノースウェストでは新鮮ないちごやブルーベリー、ぶどう等が店頭に並ぶようになりました。
息子のおやつも、干し芋やりんごなどの冬のフルーツから徐々に春夏のフルーツに切り替わりつつありますが、まだ気温がグッと下がる日もありフルーツだけだと体が冷えやすいしオーガニック認証のベリー類ぶどうはまだ少し値が張るので、今日は息子と一緒にローデザートを作りました。
最初にさらっとRawfoodについて説明します。
Raw dessertやRawfoodの最大の特徴は、48℃以下で調理をするという事です。
食物に含まれる酵素は48℃以上の熱を加えると失われると言われていて、アメリカで生まれた酵素栄養学では食事から積極的に食物酵素を摂ろうと言う考えがあります。
Rawを直訳すると生(なま)とか未加工という意味になりますが、「生のままで」と言うと、野菜やフルーツをそのまま食べる、サラダにして食べるというイメージが強いと思います。実際は乾燥させたり、冷やし固めたり、発酵させたり、調理法も様々、普通の料理やデザートに負けず劣らず美味しいものが作れます。最近有名になってきたナッツミルクも本来は、生のアーモンドやカシューナッツ等を使って作ります。
アメリカの都市部では、ローフード専門のレストランやカフェがあり、私の住む場所にもローフードカフェが何軒かあって人気があるみたいです。日本でも、ローフードやローデザートのお店、いくつかありますよね。これから更に増えるのではないかなーと、個人的には思っています。
さて、話を戻して今回作ったココナッツバナナクッキーについてお話します。
フードプロセッサー(ハイパワーミキサーで代用可能)とディハイドレーターが必要になります。ディハイドレーターが無い場合については、最後に触れたいと思います。
ー材料-
- バナナ 200g
- デーツ 15g
- ココナッツパウダー 40g
- フラックスシードパウダー 30g
- 水 大さじ2
- 生アーモンド 200g
- シナモンパウダー 小さじ2
- 塩 少々
ー下準備ー
- 生アーモンドは一晩水につけておきます。そうすることで人体に有害である発芽抑制物質(アブシジン酸)を無毒化することが出来ます。この発芽抑制物質は生アーモンドだけでなく、生のナッツ類、種、玄米に含まれるので、調理前に一晩水につける必要があります。
- フラックスシードパウダーと水を合わせてふやかしておく。
ー作り方ー
- 一晩水につけておいたアーモンドを良く洗い水気を切って、フードプロセッサーにかける。かけすぎるとアーモンドの食感が消えてしまうので、注意!
- 1にその他すべての材料を加え、フードプロセッサーにかける。
- 好みの大きさに丸めてディハイドレーターのメッシュに乗せ、45℃で24時間乾燥させる。(ソフトクッキーなら約12時間、更にしっかり乾燥させたければ約24時間)
ロークッキーは45℃で乾燥させて作るので、ナッツやバナナ等の酵素はそのまま頂く事ができます。アーモンドをカシューナッツに変えたり、半々にしても良いです。フラックスシードは栄養素を高めるために入れましたが、無くてももちろん作れます。
そして我が家にはフードプロセッサーが無いのでVitamixを使いますが、その場合はレシピの分量通りか、それよりも少し多めに作らないと上手く回りません。フードプロセッサーの場合は半量でも出来ると思います。
ディハイドレーターが無いと上手く乾燥できないので作るのが難しいですが、バナナやデーツなど水分を多く含む材料を気持ち減らして丸め、表面にココナッツパウダーをまぶしてブリスボールにすると美味しく頂けます。