living sparkly naturally 地球と身体にやさしい生活

ワシントン州からフロリダ州に引っ越し。身体にやさしい食生活、ゆるゼロウェイスト、そして二児の母としての毎日を綴ります。2021年6月からフルタイムRV生活をしています。!

子供にお菓子を食べさせないのは可哀想?

我が家では基本的に、白砂糖と人工甘味料は使いません。

コンブチャの餌としてキビ砂糖はキッチンに常備していますが、用途はそれだけ。甘味料として、メイプルシロップ、ココナッツシュガー、デーツ、甘酒(麹)、純黒糖等を使い分けています。これらを全て切らしたとしても、白糖を使う事は…やっぱりしないかなぁ。

白砂糖の原料はサトウキビだという事は殆どの方がご存知だと思いますが、そこから白砂糖になるまでの過程を知っている人はどれ位いるのでしょう?

サトウキビから絞り出された甘い汁を何度も何度も加工を繰り返し、真っ白な結晶になるまで精製するのですが、この精製過程で石灰、亜硫酸、炭酸等を使用、そしてホウ酸塩、塩素などで脱色、塩酸をはじめとする無機塩で真っ白に漂白して作られます。この過程で、サトウキビに含まれるミネラル、鉄分、ビタミンB類など全て消失してしまいます。

摂取すると血糖値が急上昇、血液を酸性にする、糖尿病、アトピーやアレルギーの原因となり、集中力の低下、体内のビタミンB群やカルシウムを失わせるので歯や骨が脆くなる、そして強烈な中毒性があります。砂糖の中毒性はコカインよりも強いという話も、聞いた事がある人もいるかも知れません。

人工甘味料は、スクラロースアスパルテームキシリトール等沢山ありますが、それぞれ摂取による健康リスクがあるので気になる方は調べてみて下さい。

私は特に高果糖コーンシロップには注意しています。というのも、アメリカでの使用率はとても高く、加工食品の原材料を見ると大体このコーンシロップが使われています。でも最近アメリカでは使用禁止運動が広まりつつあるそうです。韓国もコーンシロップ使用率が高いようで、市販のコチュジャンとか調味料類には大体入っている印象を受けます。お醤油みたいにボトル入りのコーンシロップ(透明の液体)が売っているので、結構韓国では身近なものなのでしょう。日本の加工食品やお菓子、清涼飲料水、パン等にも白砂糖や人工甘味料は当たり前のように入っています。

 

前置きが長くなりましたが、私は子供に市販のお菓子を買いません。プリスクールでおやつとして出されたものには関しては目をつぶるし、外食せざるを得ない時は目をつぶるし、100%食べさせないという訳ではなく、自ら進んで買い与えたりはしないというスタンスです。

「どうして?」って聞かれてさらっと説明して納得してくれる人が大半だけれど、中には「子供が可哀想だ」と言われる事もあります。アレルギーや健康疾患が無いなら食べさせればいいのに!って。その人達の可哀相は「美味しいのに、それを食べさせてもらえない」という「今」に意識が向けられているように思います。もしくは「そんな神経質にならなくても良いじゃん!」って感じなのかな。

私は明らかに健康に悪影響があると分かっていて、強烈な中毒性があるものを2歳や3歳で与える必要性も無ければメリットも無いと思っています。こういった健康への悪影響は1日や2日ではまず出ません。塵も積もれば山となるで、毎日コツコツと摂り続ける事で将来的に何らかの病気になるものと考えられます。親が与えなけれぼ、子供はお菓子の味を知らないから欲しがる事もない、中毒でお菓子を欲しがって泣く事もない、必死に虫歯予防をしなくても虫歯になりづらい、お菓子ばっかり食べてご飯を食べてくれないという事も起こりえないのではないでしょうか。虫歯にさせる体質、食生活を作ったのは親の責任、お菓子中毒にさせるのも与えた親の責任、そこまではっきり言うつもりはないけれど…あながち間違っていないのでは、とも思います。

息子はプリスクールで市販のお菓子を食べていますが、それ以上欲しがる事もないし甘いケーキ(友達のバースデーパーティー)を頂いても、2、3口食べてそれ以上は食べませんでした。そしてその日の夜はなかなか寝ないで困りました…。シュガーハイそのもの。

 

子供が学校に通い始め、親から離れて友達と過ごす時間が増えるにつれ、お菓子を食べる事も清涼飲料水を飲むこともファストフードを食べる事も増えるでしょう。それを禁止するつもりもないし、子供が自分で物事を判断して好きにすれば良いと思います。

そんな時期が来る前に、味覚を研ぎ澄ませるお手伝いをしたり、食べる事と健康の関係性、知る事の重要性、社会のしくみだったり少しずつ教えられたら良いなと思います。ある程度の知識が無ければ、選べないのでね。