living sparkly naturally 地球と身体にやさしい生活

ワシントン州からフロリダ州に引っ越し。身体にやさしい食生活、ゆるゼロウェイスト、そして二児の母としての毎日を綴ります。2021年6月からフルタイムRV生活をしています。!

秋祭りや法要…日本でしか経験できない事

日本滞在も残すところ3週間弱になりました。

3か月の一時帰国、長いようであっという間でした。やりたい事も沢山やったし食べたいものも一通り食べたけれど、人間とは欲深いもので、物事の終わりが近づくとあれもやりたい!これもやっておきたい!と、次々と頭に浮かんでくるのだから困ったものです。でもこれが生きているって事だし、人間と動物の違いだったりするのかしらねと思ったりもします。

 今回の一時帰国中、母親である私の勝手な希望ではありますが、3歳2か月になった息子に日本で経験して欲しい事も幾つかありました。大まかに分けると5つ。

アメリカでは私達親子3人の核家族なので、日本にいる間は祖父母としっかり関りを持った日々を過ごす。

②日本のこども園で、日本の先生とお友達と一緒に過ごす。

③お墓参り、神社仏閣を訪れる。

④祖父母や親だけでなく、親戚や近所の人とのふれあい。

⑤日本の伝統文化や四季を感じる。

 アメリカ生活では基本的に私達親子3人で過ごしているので、どうしても叱ったり褒めたりは私達夫婦どちらかの役割になっていて、時には子どもの逃げ場が無くなったりお互いに息苦しくなったりしているなと思う時があります。おじいちゃんおばあちゃんと過ごす事で、両親とは違った楽しさや発見、親以外の人から叱られたり無条件の愛情を注いでくれる存在が僕にはいるんだと知るきっかけになったら良いなと勝手に思っています。私自身がおばあちゃんっ子で、縫い物や畑仕事、料理などを今は亡き祖母から教わった事が沢山あります。2歳だか3歳の頃、祖母におんぶされて祖母が洗濯物を干したり料理をしている手元を背中から見ていたのを今でも覚えています。寒い冬、祖母の背中にくっついて暖かくて気持ちよかった事も。息子にもそんな記憶がうっすらと残ってくれたら良いな、と思います。

普段私は標準語で息子に話しかけていたのですが、この1ヶ月の間に息子はしっかり方言を身につけました。こども園の先生や友達との関り中でしっかりコミュニケーションをとれている証拠かな。今回は親戚の法事もあって、息子を連れて参加したのですが、おじさんやおばさんに囲まれ、あっちでチヤホヤ、こっちでチヤホヤされて、それも息子にとっては新鮮だったと思います。

アメリカの我が家には、小さな神棚を設置しています。私は八百万の神様も仏様もどちらも大事にしています。古来から日本人が大切にしていた古神道もご先祖様を大事にする仏教的な考え方も、どちらも私にとっては蔑ろにしたくないもので私が日本人であり私が私であるベースになるものだと思っていて、息子が生まれた頃から毎朝神棚に手を合わせる姿を見せてきたし、亡くなった祖父母の事を言い聞かせてきました。息子もなんとなく神様と仏様の違いを分かっていているようです。日本にいる間に神社やお仏壇に手を合わせる経験をし、彼の中で彼なりに感じる事があったかも知れない…かな、と思います。

今回はタイミング良く秋祭りの時期に日本に滞在できたので、先週末に早速近くの神社に連れて行きました。息子は和太鼓が大好きで、お囃子が聞こえてくると勝手に体が動き出して踊りだし、獅子舞や御神輿にすっかり魅了されていました。お祭りの概念を理解するのはまだまだ先の話ですが、今後もっと日本文化に興味を持つきっかけになったら良いなと思います。

全て本人の意思とは関係なく私のエゴではあるけれど、日本人とアメリカ人の両親を持つ身として、どちらの国で育つにしても両方の文化をしっかり知る事が今後彼がアイデンティティーを確立していくうえでとても大事な事だと思うの、できる限りの事を母としてやりたいと思います。

でも結局のところ、私が1番楽しんでいます。