鍋帽子🄬を作りました
一時帰国後、すぐに作りたかったけれどなかなか取り掛かれなかった鍋帽子作り。一昨夜息子を寝かしつけてから作業を始め、昨夜完成しました!
鍋帽子とは短時間加熱した熱々の鍋に被せる保温調理グッズの事で、名前の通り鍋にすっぽり被せる帽子のような形をしていて、鍋を乗せる座布団とセットで使います。この鍋帽子、婦人之友社が商標登録していて「魔法の鍋帽子🄬」という本も発売されていています。鍋帽子の作り方と型紙の他にレシピが沢山(85つ!)載っていて、私も型紙欲しさに買いました。
一時帰国前にネットサーフィンをしていて偶然出会った鍋帽子。ガス代が節約出来るだけでは無いのです!!
・火にかける時間が短いので、煮崩れしない。
・ゆっくりじっくり火が入るので中までしっかり味が染み込む。
・保温効果が高いので、被せておけば時間がたっても熱々のまま頂ける。
・保温調理中は火を使わないので、キッチンから離れて他の作業が出来る。
・加熱調理が短いので、夏場もキッチンも快適。
・手持ちの鍋を使えるから余計な出費が無い。
・保冷にも使える。
・Co₂削減でエコ。
・不要になった布や綿で作る事が出来る。
…等々、挙げればきりがない位、良いところが沢山あります。
私はお気に入りの布とオーガニックコットン(綿)を使って作りました。足ふみミシンを使ったので、電気代はゼロ。布代と綿代、そして刺繍糸代だけが初期費用として掛かりました。自宅にある古布や綿を使えば無料で出来ちゃいます。
4枚の布を縫い合わせて表布と裏布の間に綿を入れるだけなので、直線縫いさえできるミシンがあればあっという間に完成します。
中に入れる綿はアクリル100%でも作れるそうですが、熱々のお鍋を何度も入れていると熱で劣化するのでは?と思ったのと、いつかはプラスチックごみになってしまう、もし洗濯したらマイクロプラスチックとして流れ出してしまうのではないかと思ったので、オーガニックコットンを使う事にしました。普通のコットンの方がもちろんお安く手に入りますが、やっぱり農薬バンバン使って漂白剤の染みついたコットンにお金は使いたくないので、ね。そして、本来よりも1.5倍量増やしてたっぷり綿を入れたので、かなりふっくら仕上がりました。
こちらが鍋の座布団になる部分。この上にタオルなどを1枚敷いて鍋を乗せると汚れにくいという事で私も真似します。
鍋帽子を早速使って見たくて、「魔法の鍋帽子🄬」のレシピを参照して今夜はシチューを作ってみました。
使用したお鍋はバーミキュラ。合計加熱時間はレシピ通り9分。鍋帽子を被せておく時間は30分。今回はレシピ通りに作ってみましたが、じゃがいもも人参もしっかり火が通っていて、とても美味しく出来上がりました。荷崩れが全くないので見た目もとてもキレイ!もしかしたら我が家のコンロとバーミキュラだともう少し加熱時間を短縮しても十分いけそうな気がするので、色々試してみようと思います。
因みに、完成した鍋帽子も全国の友の会で販売しているそうなので、お裁縫が苦手だけれどどうしても欲しいという方は購入するという手もあります。手作りするよりかなり高くついちゃいますが…。あとは、大き目のバスタオルで鍋を包む事で似たような保温調理が出来るようですが、空気の層が薄いのでやっぱり鍋帽子程の保温効果は期待できないかも知れません。
今度はサイズ違いや、片手鍋用にスリットの入ったもの、きんちゃく型のもの、ブランケット状のもの等も作ってみようかな。またブログで報告します。