お気に入りの絵本*14ひきシリーズ
2歳半の息子、毎晩寝る前に自分で絵本を1冊選んでベッドへ向かいます。
最近のお気に入りはいわむらかずおさんの14ひきシリーズ。
その中でも14ひきのもちつきが特にお気に入りです。
ねずみの家族(祖父母、父母と10匹の子供たち)が、みんなで力を合わせて
餅つきをするというシンプルなお話ですが、ことばのリズム、細部まで細かく
描かれた絵、そして何よりさり気なく日本の季節行事がテーマになっているので
読み聞かせる私も、とても心地良いのです。
子供の頃、年末になると祖父母の家に集まって餅をつき出来たてのお餅をつまみ食いした事、もち米を蒸す作業、祖母が炊いたあんこを包む母や叔母の姿、誰が上手にできるか子供達で競い合った事、臼と杵でつく大変さ、この本を読んでいたら沢山の記憶が蘇って胸が熱くなります。
残念ながら息子には同じような体験させてあげられないのかと思うと残念でならないのですが、今は日本に住んでいても杵と臼で餅をつく家庭は少ないでしょうから海外に住んでいるからしょうがない…とは言えないですね。
この絵本を読んで少しでも日本に興味を持ってくれたら良いなと願っています。