アメリカで栗の渋皮煮を作る
私が住んでいる地域はとてもアジア系アメリカ人が多く(特に韓国系)、ありがたい事に日系スーパーや韓国系スーパーがいくつかあります。
9月下旬頃から韓国系スーパーで栗を見かけるようになりましたが、$6~7/lbとかなり高かったのでいつも横目で見ては素通りしていたのです。
ところが先週末買い物中にふと値段チェックしてみたら、$2.99/lbに!
迷わず4lb分購入しました。(1lb〔パウンド〕=約453.6gです)
ネットから取り出してみると大粒揃いで、手のひらに乗せてみてもずっしりと重みを感じます。
残念ながらこの栗はアメリカ産ではなく輸入品。水洗いしても鬼皮がべたべた、ボウルに水を溜めてゴシゴシ洗うとびっくりする位水が濁り、何度繰り返してもそのべたつきも水の濁りも取れなかったので、酢水に漬けてみたり重曹水に漬けてみたりしました。
多分、栽培中に農薬や殺虫剤を使用したうえに、輸出時にポストハーベストを使用しているのだと思います。
海外に暮らして日本やアジアの農作物(輸入品)を頂くのはそういったリスクやマイナス面もありますが、毎日の事ではないし致し方ない事だと思い、自分でできる限り農薬除去をして最終的には感謝して美味しく頂く事にしています。
さて、栗といえば栗ご飯、渋皮煮、栗ペースト、焼き栗など美味しい食べ方が沢山ありますが、とりあえず最初は栗ご飯と渋皮煮を作る事にしました。
栗ご飯は写真を撮るのを忘れてしまいました…。
さつまいもが好きな2歳の息子は「いも!いも!」と勘違いしていましたが、触感も甘味も気に入ったらしくぱくぱく食べていました。
夫も初めての栗ご飯、美味しいと言って食べていました。2人とも沢山は食べないだろうと思い、2合しか炊かなかったのですがもっと炊けばよかったです…。私の分が殆どなかったー!!
そして息子が寝静まった後、渋皮煮を作りました。
特に大粒の栗を35個選び出してひたすら鬼皮をむく作業。
渋皮を傷つけないように気を付けて包丁を入れるものの、栗によっては鬼皮と渋皮がくっついていて鬼皮と一緒に渋皮が取れてしまった栗が3粒も…。
大き目のお鍋にたっぷりのお水と重曹を入れて沸騰させて10分弱火にし、一旦お湯を捨ててまた重曹入りのお水で茹でてを繰り返し、渋皮の表面についた綿や筋を綺麗に取り除きます。
3回繰り返して、ココナッツシュガーと赤ワインでコトコト弱火で煮ます。
タオルでお鍋を包み込んで保温し、翌朝、グラスジャーに移して完成です。
我が家にはコンブチャ用のキビ砂糖以外に、メイプルシロップとココナッツシュガーを常備しています。
お料理にもお菓子作りにも、基本的には白砂糖は使用しません。
ココナッツシュガーはスッキリとした甘さと黒糖のようなコクが生まれるので気に入って使っています。
そして血糖値上昇も穏やかで身体への負担も少ないです。ただし含まれるミネラル量は少ないので、それぞれの体質や食生活に合わせて使いこなすと良いですね。
まだ少し生栗が残っているので、次はマロンペーストに挑戦します!