息子の肘脱臼~自然療法と現代西洋医学について思う事~
2日前の夜の事。
ぶら下ったり、跳んだり跳ねたりよじ登る事が大好きな2歳5か月の息子。
いつものように夫に抱きついたりよじ登って遊んでいた時に、バランスを崩して転びそうになったところを夫が咄嗟に腕をつかんで支えようとしたら、パキパキっと音がして息子は号泣。
抱きかかえると、いつもは両腕でしがみついてくるのにその時は右手をぶらんとさせたまま。
まさか…と思い、軽く右腕を触るとギャン泣き!
これは脱臼だな。ERに連れて行かないとダメだと確信し、夫と共に車に飛び乗りました。
カーシート(チャイルドシート)に乗せる時も腕が動いてしまうので息子はギャン泣き、乗ってしまえばそのまま手が固定されるので痛がることも無く機嫌よく窓の外を眺めていました。
ERに着いて受付で状況を説明、優先的にドクターに診てもらえました。
肘脱臼は幼児には本当によくある事らしく、ものの数秒で元の位置に戻してもらい(この時もパキっと音が聞こえました。)一瞬の出来事とは言え、戻す瞬間は痛みがあったようでここでもワーッと泣きました。
でもその後は何事も無かったように腕を動かし、元気になって一安心しました。
一応臨床病理学や解剖生理学の勉強もしているので、脱臼である事、どうやって元の位置に戻すかという知識はありますが、ドクターではないので実際にやった事はなく、痛がって泣く我が子を前にして、患部に触れる事も躊躇して結局はホメオパシーレメディーをピックアップ、息子の口の中に入れる事が私にできる最善の処置でした。
今までブログで触れた事は無いですが、私は今ホメオパシーの勉強をしています。
学校を卒業するまでに4年、その後ホメオパス(ホメオパシー医)になる試験を受ける予定です。ホメオパシーは数ある自然療法の1つで、ドイツ発祥の同種療法です。
私がホメオパシーを含め自然療法の道に進み始め、不要な薬剤投与やワクチン接種に関する疑問を呈する事で、現代医学を全否定してると勘違いしている人(実生活で関わりのある人達)が少なからずいますが、そうではありません。実際にネット上でもアンチ自然療法の方々も数多く見受けられ、そういった方々は徹底的に自然療法家を叩きのめそうと悪態をついたり誹謗中傷、時には脅迫まがいの行為をしている過激な人も多々います。
大怪我を負った時、急性病で外科的処置・形成外科的処置が必要な時にはもちろん現代医学に勝るものは有りません。今回の息子の場合もそうです。
命の危機が目前に迫っている時には勿論現代医学が必要です。
でも、病気に罹らないように、人体が持っている自然治癒力を最大限に発揮出来るように、小さな症状や病気は自分で対処出来るように、そして根本的治療には自然療法に勝るものは無いと、個人的には思っています。
現代医学は対症療法であって、根本治療では有りません。
熱が出たら解熱剤で熱を下げる、痛みがある時は痛み止め薬で抑える、腫れがあると抗炎症剤、ただ症状を抑え込むだけ。
熱が出る意味は?なぜ痛いの?炎症はなぜ起こる?
それら全ての根源は何処にあるか診ている?
今目の前にある症状を消すだけでは、根本的解決にはなっていないでしょう?
プロとして自然療法家をしている先輩方もみんな基本的には同じ様に考えているのではないかと思います。
自然療法と現代医学、それぞれの得手不得手があるのだから、上手く使い分けましょうって事です。
その為には自然療法なんてインチキだ、科学的に証明されていない、エビデンスが無いと毛嫌いせずに試してみたら良いじゃない?自分では何もせず情報も集めずに批判や否定は勿体無いよ、と思うのです。
世の中の常識が常識ではない、と気づく時、きっと世界が違って見えるし、自分の人生や生き方が変わり、私が言いたい事もまっすぐに伝わるのではないかな…。
今回は少し真面目に語ってみました。