living sparkly naturally 地球と身体にやさしい生活

ワシントン州からフロリダ州に引っ越し。身体にやさしい食生活、ゆるゼロウェイスト、そして二児の母としての毎日を綴ります。2021年6月からフルタイムRV生活をしています。!

子供が自分で選択できる環境作り

我が家の息子、先週で2歳9か月になりました。

日毎に「自分でやりたい!」「これやりたくない!」「食べたくない!」等という意思表示がしっかりできるようになって、それを言葉にして相手に伝えられる力もついてきました。

今までは私達両親が一方的に決めていた事も、最近は全て選択肢を与えるようにシフトしました。例えば朝食。今までは私が決めた献立を何も考えずに出していましたが、今は「今日の朝ごはんは何が食べたい?ごはん?パンケーキ?」等と聞きます。すると、「パンケーキ!」と返ってくる。「パンケーキと何食べる?ぶどう?いちご?バナナ?ヨーグルト?」と聞くと、そこで彼が食べたいものを選んで答えてくれます。時には選択肢に挙げなかったものをリクエストされる事も。もちろんそれもOK!着替えもその日の天候に合わせて何種類か私がピックアップして、そこから本人が好きなものを着させます。遊びに行く時も「公園とビーチと動物園、どこに行きたい?」…寝るまでに何度もこのやり取りが続きます。

今までのやり方で特に困った事はなかったし、世間で言われるようなこれぞイヤイヤ期!みたいな激しい癇癪も駄々をこねて手が付けられないっていうような経験をした事はまだありませんが、時々「それは嫌だ!」と泣いたり怒ったりする時に、「じゃあどうしたいの?泣いてたら分からないからお話しして教えて?」って言うと、拙い言葉で一生懸命伝えようとしてくるんですよね。私達大人から見れば一見ただの我儘に見える事でも、よくよく話しを聞いていくと、子供は子供なりの考えと気持ちがあって、生まれてから2年9か月分の経験と記憶でちゃんと分析していたりして、なるほどなーと思う事がどんどん増えてきています。

子供はまだ分からないだろうとか、まだ早いかな?とか、大人の常識で決めつけたりコントロールしたりはしちゃいけないなと本当に繰り返し繰り返し、何度もハッとさせられます。まだ全てを言葉にするのが難しくて口にしない(できない)だけで、頭の中ではきっと私達大人と同じように考え巡らせているんだろうなーと思うと、子供だから!なんて軽々しく言えない。

 

パンケーキに味噌汁を合わせちゃっても良いじゃない。

赤いシャツに黄色いパンツ、青い靴のコーディネートだって良いよね。

晴れた日に長靴履いてもOK!

寒い日にビーチに行っても、まぁ風邪を引かなければいっか。

世間体や親の都合や価値観で、子供の自分で選択したり考えたりする力を抑圧しないようにしたいものです。色んな経験と選択を繰り返して、大人になっていくのだから。

こんな風に思うのは、アメリカに住んでいるからかも知れません。日本より断然「個」が尊重されるアメリカ、子育てに関しても比較的大らかです。みんな違ってみんないい。だからこそ、自己肯定感と自信を持って自分の人生を切り開ける強さを持って育っていって欲しいです。その為には今から自分で選択できる環境を整えてあげる事は大切なんじゃないかなと個人的には思います。

そして何より、選択肢を与える事によって泣いたり怒ったり、子供と衝突する事はほぼなくなりました。どうしても子供の希望に添えない時ももちろんあって(物理的に無理な場合や危険な事等。)、その時はギャーギャーなりますが、ちゃんと説明して諭せば納得してくれます。

子育ては大変だけれど、面白い。