living sparkly naturally 地球と身体にやさしい生活

ワシントン州からフロリダ州に引っ越し。身体にやさしい食生活、ゆるゼロウェイスト、そして二児の母としての毎日を綴ります。2021年6月からフルタイムRV生活をしています。!

買いたいと思う食材が見つからない問題

日本に里帰りして1か月ちょっとが経過。毎日とんでもなく暑かった夏がようやく過ぎ去り、秋の気配を感じられるようになってきました。

ここ10年強で実家の周りは開発が進んで大型スーパーが出来たり大きな幹線道路が出来たりしましたが、まだまだ田んぼや畑が残る瀬戸内の穏やかでのんびりした場所で毎日過ごしています。東京のように数分おきに電車は来ないし、バスも1時間に数本、車がないとどこにも行けないけれど、だからこそ時間に追われず自分のペースで過ごせる事に幸せを感じます。

農家さんも多いので、産直で新鮮な野菜や果物も手に入ります。(大好きな桃やマスカットの季節はそろそろ終わり、少しずつイチジクが出始めました!)

でも!!手放しで喜べないのが現実です。地方都市のせいなのか、日本全体なのか分かりかねますが、無農薬、有機栽培のものはその辺のスーパーではまず手に入らない。アメリカでは比較的手頃な値段でどこのスーパーでも取り扱っているオーガニックのバナナでさえ日本では入手が難しい。近所のスーパーに行っても、少し離れたスーパーに行っても、無いのです。

並んでいるのは色・艶・形は素晴らしい美しい野菜や果物ばかり。でも無農薬、有機栽培という表示が見当たらない。精肉売り場も魚売り場、乳製品売り場も同様。ホルモン剤抗生物質、ワクチンが当たり前のように使用され、飼料も遺伝子組み換え穀物など当たり前に使われているのだろうと想像すると、ぞっとしてしまいます。お菓子売り場も調味料売り場も、とにかく欲しい!買いたい!と思うものが無い。もっと言うと、子供に食べさせたいと思うものが無いのです。

少し離れたところに自然食品店があるので、そこへ行ってはちょこちょこ買い物をしたりしますが、両親と一緒に食事をするのでなかなか私の思い通り希望通りにはできません。両親だけでなく、同世代の友達やママ友に話をする機会は今までに何度もありましたが、響かない届かないのですよね。彼らの目には私がただの「神経質なママ」に映るだけ。そりゃ、食や環境、世界の秩序、システムについて興味がなければそんな反応が返ってくるのも当たり前ですが…そろそろ目覚めましょうよー。

少しでも節約したいから食にはお金をかけられない、安いものを時短でおいしく頂ければそれで良い、という考え方で10年後20年後、どうなっているか考えてみましょうよー。お金を節約する事と健康を維持する事、同時に考えてみましょう。