living sparkly naturally 地球と身体にやさしい生活

ワシントン州からフロリダ州に引っ越し。身体にやさしい食生活、ゆるゼロウェイスト、そして二児の母としての毎日を綴ります。2021年6月からフルタイムRV生活をしています。!

聞いても良いじゃない?

10代20代の頃、人に何かを質問する事がとても苦手でした。

「聞く事」が恥ずかしいのではなく、「こんな事も知らない(と思われる)事」が恥ずかしかったのです。プライドが高いというか何と言うか…。失敗する事、恥をかく事を避けてたわけです。分かって当たり前!という風潮や教育システムも要因の1つではあるかなと個人的には思ったりしますが、今回はそこには深く触れず…。

何が良いたいかと言うと、夫は分からない事があると何でも人に聞きます。彼と出会って間もない頃は、恥ずかしげも無く誰にでも何でも質問していくのを見て「え!そんな事まで聞いちゃう?」と内心驚く事がしょっちゅうありました。「私だったら絶対聞かない!聞けない!」って事もさら~っと聞いちゃうんですよね。「どうして?なぜ?どうやって?」…3歳の息子そっくり!(笑) そして大抵の場合、相手も嫌な顔せず、色々教えてくれるんです。そして何故か仲良くなってその後も長いお付き合いになる事もあります。「面白いやつだなー!飲みに行こうぜ!奥さんと息子君連れて遊びにおいで!」とか、そうやって友達?知り合い?がちょこちょこ増えていくのを見てると、ただただ凄いなーって思います。

そんな事の積み重ねで、特に車に詳しいわけではないけれど、整備資格や特別な知識やスキルが無くても大丈夫な事は自分でパパっとやっちゃうし、分からない事はショップで整備士に聞きながらその場でやっちゃうし、最後は整備士と仲良くなっちゃって手解き受けちゃったりただ同然で修理もらったり、家のリノベーションも必要なツールと材料さえあったら自分でやってしまうし(アメリカ人あるある!)、仕事でも何でもとりあえず分からない事、知りたい事を聞く事を恐れない。

でも、ただ人に聞くだけじゃない。自分でリサーチする事を怠っているわけでは無いんです。分からないなりに自分で調べる事もやっています。当たり前の事。便利な時代で、YouTubeで何でも出てくるしね。

「私はその道のプロじゃない、自分でコツコツ調べてやってる。調べたらいくらでも情報はある!私に聞かないで!」っていう人も中にはいて、なんだかな~って思う事もごく稀にあります。自分が頑張って身に着けた知識やスキルをそう易々とシェアしたくないわ!って事なのかも知れないし、悪い結果になった時に責任取れないからって事なのかも知れない。分からないけれど…。そういう人には私もそれ以上近づきたいとは思わないし、話し辛いな…と思ってしまいます。人当たりが悪いっていうのとは、また別の話。伝わるかなぁ?

夫は自分が知ってる事、仕入れた情報、経験してきた事を聞かれれば出し惜しみせず人に話す人でもあって、どちらかと言うと、私もそういうところがあります。(でも先程のような人には情報のシェアをしたいとも思わないし、助けたいなとも思えなくてそれ以上深い関りを持たなくなってしまいます。)周りもそういう人が多いかな。ママ友も自然療法を学ぶ人、既に療法士として活躍している先輩方も、「私に聞かないで!」って言う人はまずいない。もちろん、何でもかんでも闇雲に教えるよってわけではないけれどね。

変な話、「私だけが生き抜く!私は私!他人は他人!」って価値観では絶対に乗り越えていけない時代がこれからやってくると私は思っています。今回のコロナウイルス騒動でマスクの買い占めや法外な値段で売りさばいて荒稼ぎしているという話に通ずる事ですが、自分さえ良ければ、とか、お金がモノを言う時代ではなくなっていく、人と人の支え合い、助け合い、シェア、共同体…上手く言葉にはできませんが、そういう価値観が広がっていくと思います。お金の価値や世界経済の仕組みそのものがガラッと変わってしまうのも、そう遠い将来の話ではないかも知れない。だからこそそのための備えは大切だと思うけれど、その備えが『貯蓄』と言うわけでは決してないと思うのですよね。

って、どんどん話が脱線してしまいました…。

シンプルに、分からない事、知りたい事は聞いたって良いじゃない?

3歳児みたいに素直に「なぜ?どうして?何?」って聞けるって素晴らしい。

更に気持ちよく「これはね~!」って話しが出来る人になりたいなって思います。

あ、プライバシー侵害になる様な事をズケズケと聞く事は論外!ですけれどね。

人との繋がりを、大切に生きていきたいものです。