living sparkly naturally 地球と身体にやさしい生活

ワシントン州からフロリダ州に引っ越し。身体にやさしい食生活、ゆるゼロウェイスト、そして二児の母としての毎日を綴ります。2021年6月からフルタイムRV生活をしています。!

アメリカの誕生日会で思う事

息子がプリスクールに通うようになって、子供のバースデーパーティーにお呼ばれする機会がぐんと増え、今日も家族で3歳になった男の子のバースデーパーティーに参加してきました。

アメリカの子供のバースデーパーティーは大体流れが決まっていて、今まで私達が参加したパーティー(2歳~4歳)は11時頃に開始、14時頃にはお開きという流れが多かったです。(もちろんランチ後13時開始など色々なパターンあり。)着いたら最初にバースデープレゼントを渡し、子供たちはゲームをしたりおもちゃで遊び始めます。その間にホストが定番のピザやサラダ、ジュースなどのランチを準備し、子供達を集めてみんなでランチタイム。その後また遊びタイムがあって、バースデーケーキを食べて、バースデープレゼントを開けるという流れが王道な流れのように思います。もちろん、ピニャータを割ったり、参加者みんなが楽しめるようにミニゲームをおりこんだり、各家庭それぞれ工夫をしていて、毎回いろいろな発見があって面白いです。

が、こちらではみんなから貰った誕生日プレゼントを1つ1つみんなの前で開けていく時間があって、これ、私が未だに馴染めないアメリカ文化の1つです。子供の誕生日会に持っていくプレゼントの相場は大体20ドル位までと決まっているのですが、毎回何を持っていくかかなり悩みます。事前にその子が何が好きか、どんなものが良いかご両親に伺って好みに合うものを探すのですが、例えばもしその子がHello Kittyが好きだと分かっても、Hello Kittyのものだったらあれもこれももう既に持っているかも知れない…と思うとなかなか決められなかったりするのです。かと言って、適当に選んで20ドルのお金を払うような事はしたくない。我が子だけでなく、他の子供にも心を込めてプレゼント選びをしたいし、価値あると思うものにお金を払いたい!

こちらはギフト用に商品を購入すると、その商品の値段が分からないようにリファンド用のレシートを発行する事が出来るので、プレゼントを受け取った側が既に持っているおもちゃだったり好みに合わないものだった場合は、後日他のおもちゃに交換したり返金できるようにはなっています。それでも、みんなの目の前で1つ1つプレゼントを開封していく中で、子供ががっかりしたようなリアクションを見せる時もたまにあって、なんだかとっても複雑と言うか…何とも言えない気持ちになるのです。

心から欲しいと思っているものではないもの、特に必要でないものを誕生日だからという理由で沢山貰うという習慣の中で(クリスマスも同じ!)、子供達の物に対する価値観とかお金をどう使うか、そういった学びは出来るのかな、と思うのです。小さな時から繰り返される「僕(私)はこんなに沢山おもちゃをもらった!」っという満足感や優越感?って、典型的なアメリカ人を育てているような気がします。良い会社に勤め、ファンシーな車に乗って、人気のある犬種の犬を飼って、隣人よりも大きな家で、裏庭があって、プールが付いていて、結婚記念日に指輪のアップブレードをして大きなダイアモンドを付けてもらった、休暇でクルーズ旅行に行った等々…。そんな物質至上主義、見栄の張り合い、自分が1番!という価値観の人間になって欲しくないなーと強く思うと共に、今、このタイミングでタイニーハウスプロジェクトを始める事に、大きな意味があるのではないかなと思います。

いつも何かというと、アメリカのこんな所が苦手とか嫌いとか、ネガティブな事をブログに書きがちですが、アメリカの全ての人々、全ての場所を指しているわけではありません。私の価値観に似た価値観を持って、日々暮らしている人がいる事も知っているし、日本に暮らすよりも心地良いと感じる事ももちろんあるし、行ってみたいところ、挑戦してみたい事も沢山あります。あまりポジティブな事ばかりのリア充感満載なブログにはしたくないし(って、ならないか(笑))、日々の思った事感じた事を、ありのままに綴っていきたいなと思っているので、お付き合いいただけたら嬉しいです。そしてぜひぜひ、色んな方の考えを聞いてみたいです。