living sparkly naturally 地球と身体にやさしい生活

ワシントン州からフロリダ州に引っ越し。身体にやさしい食生活、ゆるゼロウェイスト、そして二児の母としての毎日を綴ります。2021年6月からフルタイムRV生活をしています。!

楽健寺酵母でパンを焼く

11月3日に楽健寺酵母を起こしたとブログに書きましたが、その後の事をシェアしていなかったので、今日は実際に焼いてみて思ったこと、気づいた事をシェアしたいと思います。

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楽健寺酵母を起こした時は適温を保つためにディハイドレーター(食品乾燥機というのかしら?)を使いました。常温でももちろん発酵しますが、寒い時季は時間が掛かるのと、初めての酵母起こしでまだ酵母の力が弱いのでなるべく早く酵母が活性化して発酵が進むようお手伝いをする事にしました。暖かい時季はそのままであっという間に発酵するみたい。何度も何度も継ぎ足し継ぎ足した年代物の楽健寺酵母は発酵力がとても強く、パンが良く膨らみ香りも風味もそれはそれは美味しいものになるそうです。もう20年以上も継ぎ足して楽健寺酵母を大事に育てている?方もいるらしく、私もこれから先、酵母ちゃんを大事に育てていつか子どもの代、孫の代へと受け継いでもらえたらなんて素敵な事だろう!と、勝手に壮大な夢を抱いてワクワクしています(笑)

実は酵母を起こしてからこれまで4回パンを焼きました。酵母を継ぎ足したのは3回。

まず1回目は小さい丸パンに挑戦!我が家にはホームベーカリーが無いので手捏ねで。実は今までパンを焼いた経験が数える程しかなく、いずれもドライイーストを使っていたので天然酵母の取り扱いが良く分からなかったのですが、実際はとっても簡単でした。ただ、日本の強力粉とアメリカの強力粉(bread flour)は含まれるグルテンの量が違うからか、湿度や温度が違うからか、レシピ通りに作ったら柔らかすぎて捏ねても捏ねてもベトつきが収まらず、何度か強力粉を足しました。一次発酵後の成形時に触り過ぎたのか焼きあがった丸パンはあまり膨らまず、硬めで噛み応えのあるものになってしまいました。

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 その後は手捏ねをやめてスタンドミキサーを使用しました。スタンドミキサーを使うと本当に楽!!短時間でしっかり捏ね上げてくれるので助かります。息子も興味深げにボウルの中を覗いていました。

2回目以降は丸パンではなく、食パンにしています。材料は丸パンとほぼ一緒。食パン型を持っていないので大き目のパウンド型を使っています。レシピ通りに作ると型が大き過ぎるので、材料を2倍に増やすと丁度良い感じ。

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最初に作った丸パンと比べてみても、ふっくら膨らんでいるのが分かるかな?パン焼き上級者さんやプロの方が見ると何だこれ?って感じでしょうが、とりあえずはこれで良し!とします(笑) 本当は二次発酵をもう少ししっかりしたかったのですが、子どものプリスクールに持って行きたかったので、少し早めにオーブンに入れてしまいました。

肝心の味は、ドライイーストのような臭みや薬臭さ?が一切無く(当たり前か!)、酵母のフルーティーな香りとしっかりした甘みが感じられて、もっちり美味しいです。生地は人参や林檎の色がついてほんのりオレンジ色になります。(きっとまだ継ぎ足し回数が少ないからで、これからどんどん継ぎ足していくと色が薄くなると思います。)

継ぎ足しの方法もとってもシンプルで簡単です。継ぎ足し用に出来上がった酵母を少し残しておいて、そこにご飯と粉、適宜お水を入れて良くかき混ぜてまた常温に置いておくだけで、ブクブクと発酵してくれます。発酵が弱くなったなと思ったら、最初に酵母を起こした時の材料である人参や林檎、山芋、砂糖を入れると復活します。しかもそれら全てを入れる必要は無く、林檎だけ、人参だけ、とか、その時冷蔵庫にあるものだけで大丈夫らしい。しかも分量も適当でOK!私は今までご飯と強力粉、1回だけ人参と林檎を擦って入れました。最初に酵母を起こした時よりも発酵力がものすごく強くて、ディハイドレーターに頼らなくてもブクブク膨らんでくれて順調に育っています。しかも、5日間程パンを焼かない時があって冷蔵庫で保存していたのですが(その間蓋はのせるだけで密閉せず。Weckのグラスジャー使用。)、冷蔵庫から出してかき混ぜて暫くキッチンカウンターの上に置いておいたら、ブクブク発酵を始めてビックリ!!過保護にしなくても、丈夫ですくすく育ってくれる楽健寺酵母、なんて優秀なのでしょう!

これからもっと研究を重ねて、酵母と仲良くなりたいです。

亜鉛をしっかり摂取しよう

今まで全く気にならなかった白髪、最近ポツポツと目に入るようになって来ました。表面上全く白髪は見えないのですが、2ブロックに分けたら10本くらい白髪が光に当たってきらめいているのに気づいてしまいました。しかも不思議なことに右側のハチ部分に集中しています。左側には全く無い!

31歳で妊娠してからというもの朝まで塾睡できる日が激減し、母乳育児を2歳過ぎまで続けていたので慢性疲労や栄養不足気味になっていたと思うし、今もその名残があるのかな…と思ったりしていましたが30代ど真ん中になった今、そろそろ生活習慣や食生活の見直しが必要だなと感じています。白髪は加齢やストレスなど避けられない要因もありますが、ある程度の改善は出来ると思っている(信じているというべき?)ので、ホメオパシーの知識や東洋医学をはじめとした自然療法の知識を踏まえて自分の体を使って実験してみたいと思います。

とにかく質の良い睡眠時間をしっかりとる事。寝るべき時間帯にしっかり寝る!でもこれって簡単なように見えて実は難しい…。昼間は子どもの事や家の事で追われ、子どもが寝静まってからもやらなければいけない事は多々あるし、自分のやりたい事をやるならば睡眠時間を多少削らないとならない。子どもがもう少し大きくなれば、学校に通うようになれば変わってくるとは思いますが、今は意識して睡眠時間を確保しなければいけません。

そして亜鉛を意識的に摂取する!

亜鉛は必須ミネラルの1つで、タンパク質の組織作りに欠かせないミネラルです。白髪や抜け毛をはじめとした髪の問題、肌、爪、そして生殖機能にも大きな影響を及ぼすと言われています。亜鉛が含まれる食材ダントツのNo.1は牡蠣。その他煮干しやたたみイワシなどの魚介類、牛肉、鶏レバー、豚レバー、パルメザンやチェダーなどのチーズ、鶏卵(特に卵黄)といった動物性食品に特に多く含まれます。牡蠣はこちらは高級品なのでなかなか手が出せないし、お肉類もホルモン剤抗生物質の使用、飼料がGMO作物だったり…そこまでを遡ってチェックする事もなかなか大変だしあまり進んで食べたいとは思わないので、頻繁に気軽に食べられる食材として我が家は煮干し等の小魚や海苔などの海藻類を採用!そしてアーモンドやゴマといった植物性食品の摂取を増やします。残念ながら、植物性食品から必要な亜鉛を摂取しようとすると、かなりの量を食べなければならないという研究結果もあるので、亜鉛欠乏症の人、妊娠を希望する人は特に、男女問わず意識的に亜鉛が豊富な食物を摂る事をお勧めします。ホメオパシーの症例やケースを見ても、慢性的な亜鉛不足を解消する事で不妊症から妊娠へ導いたというケースを幾つか見たことがあります。

そして後は体内の重金属の排出を促してデトックスする事も続けていこうと思います。

忘れてはいけないのが成長期の子どもにも亜鉛はとても重要という事です。アレルギーや体質的な問題が無いのであれば、ベジタリアンやビーガン等ストイックな食事の制限は子どもには御法度だと個人的には思います。ある有名なベジタリアンの方の子どもが、重度の骨の障害を負ってしまったというケースもあって、バランス良く質の良いものを適量頂く事の大切さを感じます。

 

 

 

 

ダディーの存在はやっぱり偉大だった

最近、ママっ子だった息子が急にダディーっ子になりました。

寝かしつけもママじゃないとダメだったのに、母が日本に帰国してからはダディーと一緒に寝るようになりました。私が隣にいると甘えて抱っこをせがんだり、「ママ起きて!寝ないで!」と大騒ぎなのに、ダディーと一緒だと比較的静かに大人しく寝てくれるようです。

ガッツリ叱られても、やっぱりダディーが大好き。朝起きて一番にダディーを探してウロウロして「ダディーがいないね!」と報告に来るし、夫が仕事から帰ってくると玄関まで飛んで行って「おかえりー!」と飛びつく。夫と電話していると「ダディー!ダディー!〇〇もお話ししたい!!」と大騒ぎ。お風呂タイムは浴室から2人のキャッキャとはしゃぐ声が響いてきて、その間私は「何をそんなに盛り上がってるんだろう…」と想像しながらキッチンの片づけをする毎日を送っています。

3か月離れていても、やっぱりダディーと息子の絆はしっかりも結ばれているし、ママとは違った豪快さや楽しさ、頼もしさをちゃんと分かってるんでしょうね。

今月末から夫とは4か月間離れ離れの生活が再び始まります。ダディーと離れるなんて…息子も私も大丈夫かしら。

そうそう!最近は夫が英語の絵本を読み聞かせするようになって、飛躍的に英語力が上がっています。発音のキレイさなんて、私はとっくに負けてしまいました。3歳児に負けるなんて…(泣)

母が日本へ帰国しました

今日、母がとうとう日本に帰っていきました。

ばあば大好きな息子は、今朝6時頃にベッドを抜け出しキッチンにいた私のところには来ず、寝ぼけ眼で母の部屋のベッドへ潜り込んだそうです。昨夜寝る時も、ばあばと一緒に寝ると言うので、母に寝かしつけを任せて私は洗い物をしたりゆっくり過ごすことが出来ました。

さっき息子を寝かしつけようと夫と二人でベッドルームへ連れて行ったのですが、またまたしくしくと泣くのです。あやしてなだめるとすぐ泣き止むのだけれど、それもつかの間の話で、またすぐにしくしく、うえーんと泣き出す。空港から帰宅してからも、私の事を間違って何度も「ばあば!」と呼ぶし、ずっと私から離れず「ママ、こっちに来て!ママ、見ててね!」と、夕食を作る暇も無い位ベッタリくっついて離れませんでした。3か月以上ずっと一緒に過ごしたばあばが急に居なくなって、寂しさと悲しさと心にぽっかり穴が開いたような気持ちでいっぱいなのかも知れません。

実は数日前から、母は夜になると目を真っ赤にして泣くのを堪えていて(私達にはばれないように隠れて泣くのを我慢しているようでしたが、バレバレ。特に娘である私はすべてお見通し!)、息子もそんな母の様子を見て、ばあばとの別れが近づいているのを感じ取っていたはずです。もうこれはみんなでイグネシアのレメディーをとるべきかなと思いつつ、結局取っていません(笑) 夫は夫で、「フライトがキャンセルになって飛べなくなったら良いのに。1週間と言わず、1か月位居ればいいのに…。」と冗談交じりで母を説得していました。

海外で就職し、海外に嫁ぎ、母となって、30代半ばになり、あと何度両親と会えるのだろうとか、あと何回息子を両親に会わせる事が出来るだろう…とか、そんな事を頻繁に考えるようになりました。きっと母も同じ事を考えているのだろうと母の真っ赤な目を見て何度も思いました。両親に万が一の事があった時、私はすぐに駆け付けられない…。そんな事を考えるともどかしくもあり怖くもあります。

つい先ほど、母の乗った飛行機が成田空港に到着したみたい。ここから国内線に乗継ぎ。家まで無事に着きますように…。

伊吹島のいりこで簡単おやつ

日本から持ち帰ってきた伊吹島のいりこと三州三河みりんを使って、カルシウムたっぷり!鉄分たっぷり!ビタミンDたっぷり!のおやつを作りました。

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こちらでは韓国産の煮干しが売っているのですが、煮干しだと少し大き過ぎるし子供には食べづらいので、日本で大好きな瀬戸内伊吹島産のいりこを買いたかったのです。三河みりんはもち米、米麴、本格焼酎のみを使って作られ貯蔵に2年という歳月をかけてゆっくりじっくり熟成させて作られています。本みりんもみりん風調味料も、全く別物!1度三河みりんの味を知ってしまうと、もう元には戻れません。これが手に入らないなら、みりんを買わなくても良いや!とさえ思う位。

みりんとメイプルシロップを煮詰めたところにいりことナッツ(今回はスライスしたアーモンドを使用)を入れて手早く絡ませ、小豆島の醤油をちょっと垂らして手早くバッドに広げて冷ますだけで出来上がり!

子どもの頃に食べた小魚のおやつのような、お節料理の田作りのような、素朴でうまみたっぷりで食べ始めると止まらなくなります。アーモンド以外のナッツを使ったり、煎りゴマを絡めても美味しそう。小魚おやつを始めて食べる息子も夫も、美味しい美味しいと言ってあっという間に平らげてしまいました。あまりにも美味しそうに食べるので、日本から遊びに来ていた母は「日本に帰ったら沢山いりこを送ってあげる!」と言っていました(笑) 

 

 

楽健寺天然酵母を起こす

天然酵母と言えば、レーズン酵母やヨーグルト酵母、リンゴ酵母など単品で酵母を起こす方法が良く知られていると思います。楽健寺酵母は、人参、林檎、山芋、ごはんを使って起こすんです!野菜や果物だけでなく、ごはんを使って酵母を起こすなんて…味覚的にも氣的にも、日本人に合わないわけがない!と思って昨年末あたりからずっと気になっていた楽健寺天然酵母を起こしてみました。

人参、林檎、山芋をすりおろし、ごはんとスターター、強力粉をよく混ぜ合わせて放置するだけ!人参と林檎の香りが混ざると、フルーティーだけれどどこかお花のようなとても良い香りがするのです。酵母もほんのりオレンジっぽいピンク色になって可愛らしい。スターターは楽健寺酵母を分けてもらってそれを使うか、自宅で起こした天然酵母の元種を使うか、もっと手軽で失敗し辛い方法としてホシノ等の天然酵母を使う事が推奨されています。

実は昨年楽健寺酵母を知った時に酵素ジュースを使って酵母起こしに挑戦した事があるのですが、やはり発酵力が不安定で弱かったのか失敗してしまいました。なので今回の一時帰国では絶対にホシノ天然酵母を買いたいと思っていて、150g分を大切に大切にスーツケースに入れて持ち帰ってきました。と言っても、元種起こしに必要なのはたった1gなので欲しい友達にお裾分けしたり、ホシノ天然酵母を使ってパンを焼いてみたり、色々試してみようと思います。

さてさて、こちらが仕込んで半日(一晩)たった様子です。

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もともとの量は青い輪ゴムの高さまででしたが、発酵がうまく進み2倍強位に膨らみました。この時点で酵母はお花のようなフルーツのような、なんとも言えない良い香りが漂ってくるのですが、この時点ではまだパンは焼けず、もう少し発酵を進ませてアルコール臭が出てきて膨らんだ酵母がまた少し窪むまでそのまま放置します。この状態でパンを焼くと、上手くパンが膨らまない(発酵不足)になるそうです。

さて、このあとどんな具合になるかしら…。

 

子どもの感受性の強さ

もうすぐ母が日本へ帰国します。

日本で3か月+アメリカで1週間大好きなばあばとみっちり濃厚な時間を過ごした息子は、間もなく訪れるばあばとの暫しの別れを予見しているのか、昨晩から就寝時にそれはそれは悲しそうに泣くのです。泣き止んだと思ったらまた思い出したようにうえーんと始まる。

母も私も感受性が強く涙もろくもあって、人の気持ちや考えている事が手に取るように分かったりして、上手く言葉には表せないけれど、息子の気持ちが痛い程分かる…つもりです。

実は日本で一時保育最後の日も、大好きな先生とお友達との別れに息子は大泣きしたのです。こども園でさようならをした時は笑顔でハグしてバイバイできたのだけれど、帰宅後に大号泣…。先生も大好きになったし、1歳下の男の子と意気投合し、1度も喧嘩したりおもちゃを取り合う事もなく、時には兄弟のように親友のように、お互いがお互いを高め合うような、私達保護者もビックリする位しっくりぴったりくるお友達との出会いと別れを若干3歳にして経験した息子。なかなかヘビーな経験をさせてしまって申し訳ないなぁと思ったりもしていますが、これも彼の持って生まれた感受性の高さや性格、そして日本人の母とアメリカ人の父を持つ子どもの“あっちの国、こっちの国への大移動”という宿命を受け入れ、これから沢山の出会いと別れ、経験を重ねて逞しく、人の気持ちに寄り添える人間になってくれたら良いなぁと思います。

息子が泣く時、悲しみに打ちひしがれたり怒りや悔しさで感情が大幅に揺れた時は、ひたすら寄り添い、「泣いても良いんだよ。怒っても良いんだよ。」と言葉にして伝えています。最近では「〇〇、怒ってる!」「〇〇、悲しいよ。」と自分の気持ちを言葉にして伝えてくれるようになりました。どんどん成長しております。